愛知県 江南市の泌尿器科・女性泌尿器科・漢方内科

まりこ泌尿器・漢方内科

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膀胱炎のとき…

 膀胱炎をご存知ですか?

 

 膀胱炎には、「細菌性膀胱炎」と「非細菌性膀胱炎」があります。

 

 急に「排尿時痛」が出現し、「頻尿」「残尿感」、ときに「血尿」があるとき、細菌性膀胱炎が起こっている事が多いです。

 これは会陰部にいた細菌が膀胱内に侵入して増殖することで発症します。男性はペニスがある分だけ尿道が20cmと長く、膀胱に菌が入りにくいです。女性の尿道長が3-4cmと短い為、容易に細菌が侵入する機会が多く、細菌性膀胱炎を起こしやすいです。

 

 一般的に、細菌性膀胱炎で受診された際は、尿検査と尿培養を行います。

 そして抗生剤を投与して、原因となっている細菌を殺します。

 

 初期の排尿時痛だけならちょっと様子を見ている方も、血尿が出現するとびっくりして受診されることが多いです。血尿は、炎症が特にひどい時に膀胱粘膜の血管が破綻してで起こります。この時の血尿はの抗生剤の内服と共に速やかに消失することが多いです。

 

 細菌性膀胱炎を無治療で様子を見ていると、細菌が尿管経由で腎臓まであがり、片側(患側)の腰痛と発熱を起こすことがあり、これが腎盂腎炎です。腎盂腎炎になると倦怠感・発熱などの全身症状が出現し、抗生剤の治療を開始しても治るのに時間がかかります。なるべく早めの膀胱炎の段階で治療する方が自分への負担が少なくてよいかと思います。

 

 抗生剤の効果で症状がどう変化するかをみながら、1週間後に尿培養の結果が出るのを待ちます。症状が改善しないときや、尿培養結果で原因の菌が抗生剤に耐性化しているときは、別の抗生剤を使用して治療を行います。

 

 多くの場合の膀胱炎は1回、もしくは2回の抗生剤の使用で治療は終了します。

 中には膀胱炎後に1ヵ月程度、膀胱粘膜の過敏さが残る場合があります。その際は、粘膜の修復の漢方薬や粘膜の敏感さを抑える薬剤で様子を見ることができます。

 

 膀胱炎後に、尿検査で尿の細菌の消失を確認したのに、また膀胱炎を繰り返す方がいます。この場合は、何かしらの習慣が膀胱炎を起こしやすい(例えばウォシュレット使用)場合があります。習慣を見直すことで、膀胱炎を予防していきます。また、自己免疫力が弱くて、膀胱炎を再燃する場合もあり、その場合は免疫力を強化する漢方薬が有効です。

 

 <繰り返す膀胱炎を解決する方法>はこちら

 

 非細菌性膀胱炎には「間質性膀胱炎」があります。

 間質性膀胱炎の症状は頻尿、尿意切迫感、尿が膀胱にたまっている時(蓄尿時)の膀胱痛です。間質性膀胱炎では、尿検査などで尿中の細菌の存在は認められません。この病気の原因は分かっておらず、自己免疫やアレルギー反応の関与があるのでないかという仮説もあります。 

 診断は主に膀胱鏡で行い、膀胱壁の進展不良や点状出血、特徴的な潰瘍があると診断されます。粘膜所見があるときには、膀胱癌との鑑別のために、一度は膀胱粘膜の生検を受けることが望ましいです。

 

 間質性膀胱炎は、ご自身の体調によって症状が増悪する疾患です。根治を目指すというよりは、うまく症状と付き合っていき、日常生活で困らなくなることを目標にしていきます。

 

 間質性膀胱炎は疑わないと気付きにくく、診断がつけにくい病気です。いつまでも膀胱違和感がすっきりしないなどの症状があれば、一度泌尿器科の専門医にご相談ください。

当院の膀胱炎の治療の特徴

原因は何か探索

膀胱炎を多数治療してきた専門医の視点で、膀胱炎の原因がなにかを探し、これからの予防方法をお伝えします。

男女ともに残尿があると菌がつきやすいです。こういった身体の器質的な素因がないかも検索します。もし残尿があれば、今後も膀胱炎を繰り返しますので、適切に残尿への治療を開始します。

尿沈渣、尿培養を確認

一般的な尿試験法の尿白血球反応だけでは、正確には細菌性膀胱炎になっているとはいいきれません。当院ではより詳しい尿沈査を行い膀胱炎の有無を判定します。また、尿培養を行い、菌の種類や薬剤感受性をしっかり調べます。

 

また膀胱炎もあるけれど、膀胱癌も合併している場合が稀にあります。膀胱炎の症状が強い際は膀胱癌には気が付きにくいです。膀胱炎の抗生剤の治療後に、症状がすっきりしない場合は、しっかり膀胱癌のスクリーニングを行います。

自己免疫力を強化

膀胱炎に繰り返すなる場合、自己免疫力が低下している場合があります。

自己免疫力の低下があると、風邪にかかりやすかたり、疲れやすかったりします。漢方薬で自己免疫力の強化しましょう。徐々に体質改善してきます。

膀胱炎を予防する方法

尿をしっかり出そう

  • 尿を我慢しないようにしよう
  • おかしいなと思ったら水分を多くし、こまめにトイレにいこう
  • 就寝前・性行為の後に排尿しよう

陰部を清潔にしよう

  • 濡れたパッドはこまめに交換しよう
  • ひどい下痢の後は陰部を浴室シャワーで洗おう
  • 便はトイレットペーパーで前から後ろへ拭こう
  • ビデ・ウォシュレットを控えめにしよう

体調管理

  • 睡眠不足やストレス・疲労が溜まらないようにしよう