愛知県 江南市の泌尿器科・女性泌尿器科・漢方内科

まりこ泌尿器・漢方内科

〒483-8063 愛知県江南市高屋町八幡29番地1

診療時間
9:00〜12:00/13:30〜17:00
休診日:木曜・土曜午後・日曜・祝日

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繰り返す膀胱炎を解決する方法

膀胱炎を予防する方法

尿をしっかり出そう

  • 尿を我慢しないようにしよう
  • おかしいなと思ったら水分を多くし、こまめにトイレにいこう
  • 就寝前・性行為の後に排尿しよう

陰部を清潔にしよう

  • 濡れたパッドはこまめに交換しよう
  • ひどい下痢の後は陰部を浴室シャワーで洗おう
  • 便はトイレットペーパーで前から後ろへ拭こう
  • ビデ・ウォシュレットを控えめにしよう

体調管理

  • 睡眠不足やストレス・疲労が溜まらないようにしよう

繰り返す膀胱炎の予防法

膀胱炎の治療に関して

  • きちっと治るまで抗生剤を内服しよう
  • 尿培養の検査を受けて、原因の菌について調べよう

生活習慣の改善

  • ビデ・ウォシュレットを中止しよう
  • 自己免疫力を高めよう

 膀胱炎とは、陰部の雑菌が膀胱に侵入して、膀胱内の粘膜に炎症が生じることを言います。排尿時痛、頻尿、残尿感の症状が出現し、ひどい時には血尿も出現します。女性は男性よりペニスがない分だけ尿道の長さが短く、容易に菌が侵入しやすいです。トイレを我慢したり、水分摂取が少なくて尿量が少ない時に起こりやすいです。

 

 膀胱炎の原因の菌は、陰部に付着している大便の菌です。大便をしますが、その時に会陰部の皮膚や陰毛に大腸菌が付着します。陰部をなるべく清潔にするには、便をトイレットペーパーで拭くときに前から後ろへ拭く、濡れたパッドを早めに交換する、下痢で汚れた時は陰部を浴室シャワーで洗ったりすることが有効です。ビデ・ウォシュレットで下から上向きに水圧がかかるとき時なども、膀胱内に菌の侵入が助長されて膀胱炎になりやすいです。

 

 実は女性であれば、誰でもときおり少量の菌が膀胱に侵入しています。皆さんにも、今までになんとなくの排尿時に下腹に違和感が出現した経験はありませんか?そんな時でも水分をよく飲んで、尿をこまめに出していたら何も起こらずやり過ごせます。軽い膀胱炎の初期の段階だと、尿とともに菌を体外に洗い出すことで、うまく悪化を予防できる事があります。このことからも、尿を適切な間隔で体外に出すということは、膀胱炎の予防としてはとても大切です。寝る前や性交渉後に排尿すると、その後の睡眠中に膀胱内で雑菌の繁殖することを抑えられるので、膀胱炎の予防に効果があります。同時に誰でも疲れている時に膀胱炎を悪化させやすい傾向があります。ストレスを溜めず自己免疫力がしっかりしている事も、膀胱炎の予防としては大切です。

 

 膀胱炎の原因の菌として代表的なものに大腸菌があります。私達の大腸に住んでいる菌は、今までの人生で飲んできた抗生剤の量や種類によって、一部の抗生剤に耐性化した菌に変化しています。閉経後以降の方の方が膀胱炎としても薬剤耐性のことが多いと報告されています。治りにくい膀胱炎の時は、菌の種類や抗生剤の耐性化の有無の情報を調べる「尿培養」の検査を受けることが有用です。

 

 膀胱炎を治療する際に、抗生剤では侵入した菌を殺す作用しかありません。炎症で破壊された膀胱粘膜の再生は、本人の自己治癒力に頼る事になります。その際に膀胱粘膜の修復再生に時間がかかるようであれば、止血効果や膀胱粘膜の再生をサポートする漢方薬あり、効果を発揮します。

 

 また、一度しっかり膀胱炎が治ったのに、数か月後にまた膀胱炎になったりするときはありませんか。それは自己免疫力が低下しているサインの可能性があります。こんな時は、自己免疫力を回復させる漢方薬が効果を発揮します。自己免疫力が高まると徐々に膀胱炎を繰り返す回数が減っていっていき、時間とともに膀胱炎とは無縁になっていくという経過をたどります。それ以外にも、すぐに疲れなくなった、すぐに風邪をひきにくくなったなど体質改善の効果も期待できます。

 

 ちなみに、膀胱炎で排尿時痛、残尿感、ときに血尿である状態を放っておくと、菌が腎臓まで侵入して「腎盂腎炎」となり、片側の腰痛や発熱をきたします。一度熱が出始めると最低でも2-3日は完全には解熱しないことが多いです。腎盂腎炎では膀胱炎に比べられないほど、倦怠感などの全身症状が強くなります。膀胱炎の明らかな症状があるときは、早めに抗生剤で菌を殺す治療することが大切です。

 

 ここまで読んでいただき、ありがとうございます。何か気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

 

2019年7月1日記載