愛知県 江南市、扶桑町、大口町、犬山市、一宮市、岩倉市の泌尿器科・女性泌尿器科・漢方内科

まりこ泌尿器・漢方内科

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繰り返す膀胱炎を解決する方法

膀胱炎を予防する方法

尿をしっかり出そう

  • 尿を我慢しないようにしよう
  • おかしいなと思ったら水分を多くし、こまめにトイレにいこう
  • 就寝前・性行為の後に排尿しよう

陰部を清潔にしよう

  • 濡れたパッドはこまめに交換しよう
  • ひどい下痢の後は陰部を浴室シャワーで洗おう
  • 便はトイレットペーパーで前から後ろへ拭こう
  • ビデ・ウォシュレットを控えめにしよう

体調管理

  • 睡眠不足やストレス・疲労が溜まらないようにしよう

繰り返す膀胱炎の予防法

膀胱炎の治療に関して

  • きちっと治るまで抗生剤を内服しよう
  • 尿培養の検査を受けて、原因の菌について調べよう

生活習慣の改善

  • ビデ・ウォシュレットを中止しよう
  • 自己免疫力を高めよう

 膀胱炎(急性細菌性膀胱炎)とは、陰部の雑菌が膀胱に侵入して、膀胱内の粘膜に炎症が生じることを言います。一般的には、急に排尿時痛や頻尿、残尿感の症状が出現します。ひどい時には炎症で膀胱粘膜が損傷して血尿も出現します。女性は男性よりペニスがない分だけ尿道の長さが短く、容易に菌が侵入しやすいです。トイレを我慢したり、水分摂取が少なくて尿量が少ない時に起こりやすいです。

 

 膀胱炎の原因の菌の多くは、陰部に付着している大便の菌です。大便をしますが、その時に会陰部の皮膚や陰毛に大腸菌が付着します。陰部をなるべく清潔にするには、便をトイレットペーパーで拭くときに前から後ろへ拭く、濡れたパッドを早めに交換する、下痢で汚れた時は陰部を浴室シャワーで洗ったりすることが有効です。ビデ・ウォシュレットで下から上向きに水圧がかかるとき時なども、膀胱内に菌の侵入が助長されて膀胱炎になりやすいです。

 

 皆さんにも、今までになんとなくの排尿時に下腹に違和感が出現した経験はありませんか?実は女性であれば、誰でも時々、少量の菌が膀胱に侵入しています。ただ毎回しっかりした膀胱炎になるわけれもなく、知らず知らずのうちに自然と菌が押し出されて治っていくことも多いです。軽い膀胱違和感がある時でも水分をよく飲んで、尿をこまめに出していたら何も起こらずやり過ごせるのです。なので、膀胱炎の初期の軽い症状の段階だと、よく水分を飲んでよく排尿して、尿とともに菌を体外に洗い出すことでうまく症状の悪化を予防しましょう。また、寝る前に排尿することは、仮に膀胱内に少量の菌が存在していたときに、睡眠時間に膀胱内で菌が徐々に繁殖することを抑えられるので、膀胱炎の予防に有効です。

 

 性交渉時には膣や尿道、膀胱に大便の菌が多少入ります。女性で性交渉後によく膀胱炎になる方には、性交渉の直後の排尿が大切になります。実は男性も女性と同様に、時には性交渉後に細菌性の尿道炎になることがありますが、頻度は少ないです。事前のシャワーや入浴も有効かもしれません。

 

 女性は女性ホルモンのエストロゲンが多く分泌されている間は膣の中には膣特有の良い働きをする常在菌がすみ着いています。その常在菌たちのおかげで膣の中で大腸菌などの害のある菌が増殖して子宮から体内に侵入するのを防いでいます。具体的には、乳酸桿菌という膣の中で優勢の常在菌は、膣の上皮細胞のグリコーゲンを食べて乳酸を産生し、それが膣内のPHを酸性に傾けて膣内を清潔に保っています。この膣の潤いの一部が陰毛を適切に湿らせて陰部の大腸菌類の繁殖を抑えていると考えられます。

 閉経後以降は、女性はエストロゲンが低下することで膣粘膜が萎縮して、結果としてこの膣の常在菌が減り、陰部の菌の繁殖を抑える力が低下します。このことが、特に更年期以降の女性の膀胱炎のなりやすさにつながります。

 

 同時に誰でも疲れている時に膀胱炎を悪化させやすい傾向があります。何か特別に膀胱炎になるきっかけがあったわけれないのに久しぶりに膀胱炎の症状が出現したときは、肉体的・精神的にストレスがかかっていたり疲れている可能性があります。そんな時は思い当たるストレスの要因をなるべく除去し、自分自身のペースで身体をいたわってお過ごしください。そのまま無理を続けると腎盂腎炎に進んでいくこともあり、無理はお勧めしません。このことからも、ストレスを溜めず自己免疫力がしっかりしている事も、膀胱炎の予防としてはとても大切です。

 

 膀胱炎の原因の菌として代表的なものに大腸菌があります。私達の大腸に住んでいる菌は、今までの人生で飲んできた抗生剤の量や種類によって、一部の抗生剤に耐性化した菌に変化しています。閉経後以降の方の方が膀胱炎としても薬剤耐性のことが多いと報告されています。治りにくい膀胱炎の時は、菌の種類や抗生剤の耐性化の有無の情報を調べる「尿培養」の検査を受けることが有用です。

 

 膀胱炎を治療する際に、抗生剤では侵入した菌を殺す作用があります。しかし、抗生剤にはは膀胱壁の修復の作用はないため、炎症で破壊された膀胱粘膜の細胞の再生は、自分自身の自己治癒力に頼る事になります。その際に膀胱粘膜の修復再生に時間がかかるようであれば、止血効果や膀胱粘膜の再生をサポートする漢方薬あり、効果を発揮します。

 

 また、一度しっかり膀胱炎が治ったのに、数か月後にまた膀胱炎になったりするときはありませんか。それは自己免疫力が低下しているサインの可能性があります。こんな時は、自己免疫力を回復させる漢方薬が効果を発揮します。膀胱炎でない時でも毎日継続して補気の漢方を内服することで徐々に体が丈夫になり、免疫がバランスよく回復してきます。自己免疫力が高まると徐々に膀胱炎を繰り返す回数が減っていっていき、時間とともに膀胱炎とは無縁になっていくという経過をたどります。それ以外にも、すぐに疲れなくなった、すぐに風邪をひきにくくなったなど体質改善の効果も期待できます。

 

【膀胱炎に効く漢方薬については、こちら】

 

 ちなみに、膀胱炎の状態を放っておくと、菌が左右どちらかの腎臓まで侵入して「腎盂腎炎」(じんうじんえん)となり、悪寒が出現し、徐々に片側(左右どちらかの患側)の腰痛が出現して発熱をきたします。一度腎臓の熱が出始めると最低でも2-3日は完全には解熱しないことが多いです。腎盂腎炎では膀胱炎に比べられないほど、倦怠感や悪寒などの全身症状が強くなります。膀胱炎の明らかな症状があるときは、早めに抗生剤で菌を殺す治療することも大切です。

 

 また、膀胱炎がしっかり治らない場合や、血尿だけが継続する場合に、原因として、尿が出しきれずに残尿がある排尿機能障害がある場合や、尿路に結石や腫瘍がある場合もあり、超音波検査などでの確認が必要となります。適宜、医療機関にご相談ください。

 

 ここまで読んでいただき、ありがとうございます。何か気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

 

2019年7月1日記載

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まりこ泌尿器・漢方内科は愛知県江南市の泌尿器科、漢方内科です。泌尿器科、女性泌尿器科、小児泌尿器科を専門と、排尿ケア、認知症の排尿トラブルも得意としています。また、漢方内科として、更年期障害、肌トラブル、頭痛、腹痛、胃炎、生活習慣病、アンチエイジングなどのさまざまなお悩みにお答えします。丹羽郡扶桑町、大口町、一宮市、犬山市、岩倉市、各務ヶ原市からも通いやすい医院です。