肺炎球菌・ワクチン

WEB問診・ネット予約について

※ 予防接種については、「ネット予約」は不要で、飛び込み受診でお受けできます。事前にお電話でご連絡をいただけると、ワクチンの在庫を確実に確保いたします。

肺炎球菌・ワクチン(公費・自費)

おまたせしました。

2020年4月から、公費での肺炎球菌ワクチン接種を開始します。

肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぎます。

 


●高齢者の肺炎球菌ワクチンの定期接種の制度では、今まで成人用肺炎球菌ワクチンを接種したことがない方を対象に、1人1回、定期接種の機会を設けています。

 

●対象となる年度においてのみ、定期接種としての公費助成が受けられます。

令和2年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方が対象です。

 

※ 助成の有無や、助成内容、助成の時期については、お住まいの自治体によって異なる場合があります。

 

●江南市の予防接種の詳細は【こちら】

(「江南市公式ホームページ」→「江南市保健センター」→「予防接種の案内」→「大人の予防接種」→高齢者用肺炎球菌(定期))

 

●厚生労働省の肺炎球菌についての案内は【こちら】

 

料金表

予約方法

ご予約の必要はありません。

(事前にお電話いただくとワクチンの在庫の確保が確実です)

 

江南市の場合、

事前に保健センター市から配布される予診票を記入してお持ち下さい

 

他の市町村の場合は、管轄の保健センターへお問い合わせ下さい。

接種対象

65歳以上の方(公費の場合)

全年齢(自費の場合)

公費の費用

江南市の場合、2000円(公費の場合)

※ 既にニューモバックスの接種歴がある方は公費の対象にはなりません。

※ 各市町村で自己負担金は変わります。

自費の費用

ニューモバックスNP(全年齢対象・5年毎に接種奨励)

8,000円(自費)

 

プレベナー13 (全年齢対象・終生免疫獲得)

10,000円(自費)

 

 ニューモバックスNPとプレベナー13の違いは、【こちら】

受付 診療時間内に受付までお越しください。

ご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ、ご予約はこちら

0587-56-5222

肺炎球菌って何ですか?

肺炎の原因菌として最も多いのが「肺炎球菌」です。

肺炎は、日本人の死因の第3位を占めています。

「肺炎球菌」は、無症状のまま鼻やのどに定着していることも多い菌です。免疫力の低下などのきっかけから、肺炎、敗血症、髄膜炎など重篤な感染症を引き起こすことがあります。肺炎以外にも、中耳炎や副鼻腔炎、細菌性髄膜炎においても最も原因となることの多い細菌です。

 

年齢とともに免疫機能が低下した状態では、「肺炎球菌」による様々な感染症を起こしやすくなりますので、感染の予防をしていくことが重要です。 

肺炎球菌ワクチンの種類はどんなのがありますか?
公費ですか?自費ですか?

肺炎球菌・ワクチンは2種類あります。

ワクチンには、23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(商品名:ニューモバックスNP)以外に、沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン(商品名:プレベナー13)など複数の種類があります。



23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(商品名:ニューモバックスNP)は、平成2610月から高齢者の方を対象とする定期接種にもなっています。接種費用の一部が公費で賄われます。補助額は市区町村によって異なります。詳しくはお住まいの市区町村へお問い合わせください。

ただし、一部の方を除き、定期接種対象者は年度によって限定されます。

また、すでに23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(商品名:ニューモバックスNP)の接種歴がある方は定期接種(公費)の対象にはなりません。プレベナーの接種後であっても、ニューモバックスは初回の接種の場合は公費の対象となります。

 

公費用の対象外の方の23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(商品名:ニューモバックスNP)は、当院では8000円(自費診療・税込)にて接種できます。

沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン(商品名:プレベナー13)は、当院では10000円(自費診療・税込)で取り扱っております。

 

※ニューモバックスNPとプレベナー13の接種間隔はどちらが先でもよく、お互いに間を1年間あけることが奨励されています。

 

プレベナー13はメモリーT細胞を活性化させるため、理論的にはワクチンの成分に対して生涯免疫が獲得の獲得ができると考えられています

そのことからプレベナー13は生涯に一度のワクチン摂取でも十分であると考えられます。つまり、追加の2度目のプレベナーの接種は不要ですが、ニューモバックスの接種は莢膜の種類の違いから接種すると好ましいとされています。

 

※65歳以下で早めに肺炎球菌のワクチンを予防接種する際は、プレベナー13の接種を選ぶことをお勧めします。

肺炎球菌ワクチン接種はどのタイミングですればよいですか?

いつでもは接種可能です。

肺炎球菌感染症は、インフルエンザと異なり一年を通じて発生するため、季節にかかわらず接種が可能です。

 

ワクチンの予防効果は、時間の経過とともに低下するため、また再接種が必要になります。

ただし、5年以内に再接種をすると、注射部位の痛みなどが強く出ることがあることから、一度接種したら5年以上の間隔をあけることが勧められています。

 

またインフルエンザと同時に肺炎を発病することもあり、インフルエンザワクチンも接種することがが勧められます。インフルエンザワクチンと同時の接種も可能です。

大切なこと…

 肺炎球菌感染症は、風邪などちょっとした体調の崩れをきっかけとして発症することも多く、手洗い、うがいなど、一般的な感染症予防策や、睡眠や食事など規則正しい生活を送ることが大切です。

 

 また、高齢者などでは、鼻や口の中に定着した細菌を吸いこむことによって肺炎を発症することがありますので、口の中を清潔に保つことも大切です。同時に、口腔内ストレッチ(口腔機能訓練)をして、食事の際のむせこみを予防しましょう。

 肺炎球菌には90種類以上の型があります。23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン(商品名:ニューモバックスNP)は、そのうちの感染症を起こすことが多い23種類の型に絞って作られていますが、すべての型を網羅しているわけではありませんので、完全に肺炎球菌感染症を予防することはできません。

 

 そのため、ワクチン接種を受けた方であっても、日頃の予防策を心がけることはとても大切です。

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