知っておきたい「シミ取り」の基本

当院の「シミ取り」の特徴

シミの種類をダーマスコピーも用いつつ、しっかり診断
個々の悩みに最適の治療をご提案します

分かりやすくご説明します
継続治療の施術も、毎回の都度会計で安心です

厚生労働省/FDA認可レーザー治療機にて治療し、様々な肌の状態に最適の治療を選びます

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シミが多いです

どんな方法でシミが取れますか?

 

年齢を重ねるにつれ私たちに現れるシミ

肌が日光の光にダメージを受けて現れてきます

このシミどうしたらいいの?

そんな疑問にお答えします

 

 

まず、

シミには大きく3種類があります。

日光のダメージからできる「一般的なシミ」、皮膚への慢性的な刺激でできる「炎症性色素沈着/肝斑」、真皮よりも深い部分にできる「アザ」があります。

 

「一般的なシミ」は「境界明瞭」なもので、30代頃から目立ってきます。一般的にシミを気になれる場合、このタイプのシミであることが一番多いでしょう。

 

「炎症性色素沈着/肝斑」タイプのシミは、左右対称に、特に顔をよくこする部分に現れます。特徴として、境界が不明瞭で、肌が押されて奥に骨が当たる部分に出現します。なので、目の周囲の骨のない部分や、鼻(軟骨)の部分には出現しません。このタイプの色素沈着は、内服(シナール/トラネキサム等)、軟膏(ハイドロキノン等)、弱いレーザー照射(トーニングM1)などで改善を狙うことができます。何より、慢性的に肌に刺激を与えている原因(多くはスキンケアの際にこすりすぎること)を除かない限り、原因が残っているので取りきることができません。拭き取りタイプのメイク落としなど、顔をごしごしする行為をやめましょう。

 

「アザ」として有名なのはADMです。アザの多くは、比較的早期から出現します。真皮にあるメラニン色素のため、皮膚からみてやや色が褐色に近くなります。一般的なシミ取りのレーザーでは真皮まで光が届かないため、アザ用の波長が必要です。メラニンの量も多いため、医師によるレーザーのスポット照射で5-10回程度ほど繰り返して照射をあてると、最初は変わらないように見えるのですが、徐々に薄くなって消すことができます。

 

「一般的なシミ」のシミ取りの方法は大きく分けて3つ、

1)レーザー照射

2)軟膏治療

3)ケミカル・ピーリング

があります。

 

 

 

 

 

まず、1)のレーザー照射についてお話します。

 

レーザー照射は2パタンあります。

1回で強くレーザー照射してシミをとる①「1回照射」と、複数回で優しいレーザーを顔全体にあてる②「全顔照射」、別名フェイシャルなどとも呼ぶものです。

 

①「1回照射」(スポット照射)について 

強い「QスイッチYAGのレーザーを1回で照射」する場合です。

シミ部分の組織に当たったレーザー光がメラニンの黒色の色素に反応して、そこで発生する熱でメラニン含有細胞が焼かれます。そこが痂疲化して、2週間後にかさぶたが剥がれたときには、その部分のシミが消えるという流れになります。

 

この侵襲的なレーザーの「1回照射」の治療では、照射時に輪ゴムではじかれるような痛みを伴います。1回の施術でさっぱりと、色の濃い明瞭なシミを取ることができます。治療後約2週間でかさぶたがめくれると、シミの無くなったところには淡いピンク色の皮膚が出現します。このややピンクで薄い皮膚は大変弱い皮膚になります。この皮膚を日焼けさせて炎症を与えたり、ごしごしこすったりとちょっとした刺激を与えますと3~4割の確率で「戻りシミ」を生じます。これは3か月~6か月間程度生じる一時的な色素沈着で、その後放置しても徐々に消えていくものです。ただ折角、シミ取り治療をされたので、戻りシミになっても嬉しくありませんので、戻りシミにならないようにしっかりとUVカットをして、皮膚を触りすぎず、ごしごしこすらず、優しく扱ってください。戻りシミの予防は、1つ、UVカット、2つ、ハイドロキノン軟膏の塗布になります。痂疲の取れた時期から約1~2か月たつ頃までハイドロキノン軟膏を治療した部位に毎日しっかりと塗ることです。ハイドロキノンについては下記に記載してあります。「UVカットとハイドロキノン成分を含有のコンシーラー」という便利な商品もあり、日中の戻りシミ予防に使うには便利です。

 

反面、薄い淡いようなシミや、肝斑には強い「1回照射」をすることができません。

薄い淡いシミにQスイッチYAGを照射すると、かえって照射後の「戻りシミ」の方が濃くなることがあります。薄いシミに対しては、次に書いてある、優しいレーザーの「全顔照射」を行ったり、またはハイドロキノン軟膏の塗布で、地道にメラニン産生を阻害して薄くしていくことが有効です。肝斑は炎症で悪化しますでの、肝斑肌の方に「1回照射」すると、肝斑のない方よりも戻りシミが濃く出る可能性があり、お勧めしておりません。

 

 

1発が3mmの長径で、これを繰り返して地道に照射範囲を広げるため、顔中に及ぶような大きなシミには大変な労力がかかります。QスイッチYAGレーザーの相場が1発500円といわれており、あまりにも大きなシミには、この方法でのレーザー照射をお断りする場合がございます。

 

 

シミ取り「1回照射」
2週間後
痂疲剥離後
照射4週間後
炎症性色素沈着あり
照射2か月後
炎症性色素沈着
やや改善
照射​6か月後
色素沈着消失

 

 

 

②レーザーの優しい「全顔照射」について

この方法では、レーザー照射を弱い出力で、やや顔から浮かせる当て方で、全顔にまんべんなく照射を行います。照射のエネルギーが優しくため、軽度に赤くなることはありますが、痂疲化するような強い炎症反応は起こらず、したがって照射時の痛みも軽く、直後のお化粧もできます。ダウンタイムがなく、赤みも翌日には残らないために、誰にも気が付かれずにシミ取りをすることが出来ます。ただし、1回の施術では不完全で、これを何回も繰り返すことで、効果を発揮します。

 

この「全顔照射」の方法だと、効果がでるのに複数回(5~10回程度)かかります。そのたびに肌全体にレーザーが照射されるため、肌のターンオーバーの活性化と真皮のコラーゲン産生の増加による美肌効果が得られます。具体的には、艶っと透明感がでる効果、皮膚に張り感がでる効果、顔全体が白く美しくなる効果です。これらはどんなレーザー(Qスイッチのみならず、ルビーレーザー、炭酸ガスレーザーetc)の照射でも、繰り返し肌にレーザーが当たることで得られるもので、独特のツヤ感あるレーザー美肌となります。この効果は局所のシミへの「1回照射」では得られないものになります。

 

この「全顔照射」は、当院では韓国ルートロニック社のQスイッチYAGレーザー機器である「スペクトラ」と、米国シネロン社の治療器である「ジェントルマックスプロプラス」を準備してございます。

 

まずは「スペクトラ」の全顔照射について、

ⅰ)肝斑トーニング(M1)

ⅱ)美肌・美白のスペクトラ・ピール(M2)

ⅲ)美白のルートロ・ピール(M3)

の3つを用意しております。これらを組み合わせて施術コースを提供しております。

 

<「全顔照射」のイメージ>


 

 

ⅰ)の「肝斑」トーニング(M1)の施術

肝斑の方にお勧めしています。

肝斑は、顔の両側に対称性にできるベトッとした印象のシミをいいます。元来「肝斑」は皮膚の炎症ででいるものであり、軽いレーザー全顔照射のような照射ですら炎症を強くして肝斑を悪化させるため、レーザー自体が禁忌でした。近年、レーザー光を弱く均一にムラなくあてる肝斑トーニングという方法が発見され、肝斑の方にもこの方法でレーザーを当てることができるようになりました。ただし、効果があるのは9割で、残り1割の方は反応しないことが分かっています。また、肝斑自体は皮膚の炎症で悪化するので、日焼け・皮膚のこすりすぎ(拭き取るクレンジング、化粧水のパッティング、ごしごしこする洗顔etc)などの悪習慣を継続する限り、いくらレーザーで一時的に肝斑を改善させてもまた元の状態に戻ると考えられ、セルフケアの見直しが重要になります。

肝斑のでにくい顔のTゾーンにのみ、次に述べる「美肌・美白のスペクトラピール(M2)」を同時にあてる施術もあり、「肝斑ルートロトーニング+TゾーンM2照射」というセットになります。

 

【肝斑の保存的な治療についてはこちら】

 

 

 

ⅱ)美肌・美白のスペクトラ・ピール(M2)

皮膚の表面~真皮まで行き届くレーザー光を打つことで、皮膚の表面のシミを軽くとる美白効果も発揮しながら、主に真皮の活性化による皮膚のターンオーバーの活性化、毛穴の引き締め、しわの改善、肌の潤いなど、肌の若返りを図ることのできる照射方法です。肌のターンオーバーの活性化が起こるとおのずと表皮内のメラニンが排出されやすくなり、自然にシミが消えやすくなります。肌は真皮が整うとしわやくすみ、張りのなさが改善します。肌のきめが整っていきますので、この照射は肌の若返りの基本照射となります。

M2施術は目の周り(瞼の上や瞼の下)をしっかりシミ取りすることが出来ることが大きな特徴です。(ジェントルフェイシャルではこの部分は当てられません。)また、脱毛効果がないため、毛の近くのシミにも照射できます。

 

 

 

ⅲ)美白のルートロ・ピール(M3)

表面のシミに特にターゲットを絞って照射を当てる方法で、より表面のシミ取りに向いている当て方といえます。できれば、真皮から整えて表皮のシミ取りをできるとより美肌になると考えられるため、「美肌・美白のスペクトラピール(M2)」を経験後に、もしくは同時に照射しながら、「美白のルートピール(M3)」を行うことをお勧めしていますが、ご本人の希望がどうしても、「美白のルートピール(M3)」という場合は、ご要望にお応えしています。

 

また、この美肌・美白のスペクトラピール(M2)」と「美白のルートピール(M3)」を同時に行うことを「デュアルピール(M2+M3)」と命名しており、メリットは少ない受診回数でしっかりどちらの施術の効果も得られること、1つづつ順にお受けいただくよりも効果の出現が早いこと、および同時照射でバラバラで受けていただくよりも、1回でまとめたほうがお値段が安くなります。

 

照射の間隔は、約2週間から1か月程度としておりますが、それ以上に間隔があいても問題はありません。約5回から10回程度、照射をして効果を出していきます。

先ほど述べたようにレーザーの「全顔照射」自体に美肌効果あり、10回終了後も定期的に照射を継続することで更なる美肌状態の継続が得られますので、継続照射いただく事もできます。10回目以降は、残っているシミが気になることがなければ、真皮を活性化する「美肌・美白のスペクトラピール(M2)」をお勧めしております。

 

 

今あるシミが「肝斑」かそれ以外のシミかは、診察にて判断させていただきます。

また、一部の方に、今は目立って肝斑は出ていないけれど、レーザー照射にてもともと隠れていた肝斑の素地が刺激されて出現する「隠れ肝斑」の出現を認めることがあります。

細心の注意を払って施術の提案をいたしますが、「隠れ肝斑」の出現などどうしても予測できないことも起こりうりますので、ご理解いただければと思います。

 

 

「ジェントル・フェイシャル」の全顔治療について

次にジェントルマックスプロプラスによる「ジェントル・フェイシャル」の全顔治療です。

 

「ジェントル・フェイシャル」では黒色の色素に反応するレーザー光を、冷却ガスを使用しながら高出力で顔に照射する治療です。冷却ガスのクーリングが強い分だけ、強めのレーザー光が当てられることと、レーザーのパルス幅は2msecまで短縮できることで、副反応(やけど等)の頻度を増やすことなく、1発のレーザー照射でのシミ取り効果を強く発揮することができます。

 

この「ジェントル・フェイシャル」でのシミ取り効果は、目を見張るものがあります。ちなみに小さいホクロにも反応するため、1-2回で取れてしまうことがあります。残したいホクロは事前にお教えください。施術の翌日に驚くほど肌がつやつや感になるということで人気の施術です。施術後にやや顔面の火照り感がでるために、施術にヒーライトはセットでつけておりません。ヒーライトもよい治療ですので、併用でご希望の際は、施術前にあてるといいと考えています。お申し出ください。

 

ジェントルの施術は、顔の産毛の脱毛ができることも、嬉しい点です。そして何より人気なのは、毛穴が閉まる!!毛穴の開いた方には、一石二鳥なのです。

 

エネルギーが強いため目の周囲(眼窩内)には照射できません。毛の生えている部位の近くも、望まない脱毛が起こるのを予防する為に打てません。

 

シミは焼けると細かいかさぶた(マイクロクラスト)になりめくれ落ちます。この治療でも初回は濃いシミ部分にはマイクロクラストが形成されることがあります。1回照射のシミが3週間程度かかるのに比べて、マイクロクラストは数日(1~2日程度)で剥がれ落ちます。目立った痂疲化もないため、創部にテープを貼ったりする必要はありません。ダウンタイムがなく、直後からのお化粧も可能で、気になる部分はメイクで隠すことが可能です。

 

表層部分へシミへの効果は「スペクトラ」レーザーよりもこの「ジェントル・フェイシャル」の方が早く出ることが多いです。幅ひろく多発した大きめ・広めのシミ(老人性色素斑)を効率よく取っていくことに向いています。肝斑に対しては使用しません。複数回のジェントル・フェイシャルで残るシミに対しては、局所のシミ取り「1回照射」などが望ましいです。

 

1~2回の頻度で、5~6回ほど治療を継続されることをお勧めしております。一般的に3回の治療を終えた頃にはほとんどの方で効果の実感が得られると言われています。

 

 

 

軟膏でシミが取れるの?

 

シミ取り軟膏のできる美白軟膏をご存じですか?

シミ取り軟膏には2種類あります。

 

1)トレチノイン軟膏

2)ハイドロキノン軟膏

 

トレチノインはビタミンAで、皮膚のターンオーバーを活性化し、皮膚の深い層にあるメラニン色素を外に出していきます。

そこにハイドロキノンを重ねることで、ハイドロキノンのメラニン合成を阻害し、メラニンをつくるメラノサイトを減らす効果で一層シミを薄く消していきます。

 

トレチノイン0.05% 1本3000円
トレチノイン0.1%  1本4000円
ハイドロキノン 2000円

この方法で下記のPDF「トレチノイン・ハイドロキノン軟膏の使用方法」に記載している方法で毎日繰り返し使用しますと、確かに3~4か月ほどでシミが薄くなり取れます。コロナ流行にて美容施術でなく軟膏使用でシミをとる方が増えたときに、トレチノインとハイドロキノンのシミ取りを達成する方が多く、効果があることを実感したという報告を耳にします。軟膏はシンプルで有効です!ただし、この軟膏の方法は、ジミにまじめに毎日継続するという気力と行動力が必要となります。また、ハイドロキノンは、レーザー「1回照射」による炎症性の「戻りシミ」の発生予防や、できてしまった戻りシミを薄くする効果があります。

 

トレチノインは、皮膚の活性化をする「ビタミンA類」の中でもかなり活性の強いタイプになります。そのため局所のシミ取りに向いています。トレチノインを塗り始めると皮膚にビタミンAが蓄積されて、皮膚が赤みをもつ現象が一時的に必ずに起こります。これを「A反応」と言います。詳しくは下記のPDF「トレチノイン軟膏による「A反応」について」をご参照ください。必ず起こり、慣れてくると消えていきますので、反応が出ている間は、トレチノイン軟膏の使用頻度を下げることで対応してください。迷った際は診察で皮膚の状態を見せていただく事をお勧めします。

 

実は「ビタミンA」はシミ取り以外にも、美肌、毛穴の改善、ニキビの改善、皮膚の改善などに整った皮膚の維持に役立つ万能のビタミンになります。そのため、「シミ取り」以外の美肌目的で使うのであれば、ややビタミンAの活性が低いが赤くならないような「レチノール」や「レチノイン酸」を主とした化粧品や美容商品を使うといいです。ほとんど赤みの副作用なく美肌効果が得られます。スタッフ・院長ともども愛用しているお勧めの商品ですので、下記にリンクをはっておきます。ご質問があれば何でもおききください。

 

ハイドロキノンはもともとは薬事法により、医療機関でしか取り扱うことが出来ない製品でした。2001年の薬事法改正以降、一般のドラッグストアや薬局等でもハイドロキノンの含有の化粧品を取り扱うことが出来るようになったため、どこかでその名前を見たり聞いたことがあるのではないでしょうか。

ハイドロキノンの効果には濃度が重要です。濃い方がよく効くのですが、高濃度のハイドロキノンでは皮膚に赤みがてきます。依然として、市販品のハイドロキノンの配合は低く、高濃度のハイドロキノン(4~5%)に関しては、医療機関のみでしか取り扱うことができません。ちなみに7%などは、極端に赤みが強くでるため、効果はあるのですが皮膚に塗布することは難しいことが分かっています。当院ではそのハイドロキノン4%のものを処方しております。(自費診療)

 

繰り返しますが、ハイドロキノンの主な効果はメラニン色素の合成阻害です。もし、もう一声で消えそうな淡い薄いシミなどあれば、ひたすらハイドロキノンを塗ってください。

 

ハイドロキノンには大きなトラブルは起こりにくいでが、ごくまれに4%のハイドロキノンで赤みが出る方がいます。もしも赤みのでた際は、ハイドロキノンを自身の化粧品に混ぜて、濃度を薄めて使うといいでしょう。また、代替のアイテムとして「高濃度ビタミンCスティック」があります。ビタミンCは自然界に存在するもので、シミを薄くする効果があり、ほぼ副反応がおきません。

画像見出し

セルニューHQコンシーラー
1本3850円(税込)
当院ECサイトで購入できます

肝斑/レーザー照射後の照射部の戻りジミ 

(炎症性色素沈着)について

 

肝斑/炎症性色素沈着については、ハイドロキノン軟膏やトランサミン軟膏の使用がお勧めです。肝斑は、頬などを擦る行為・日焼けする行為で肌が負担を感じたときに出現します。ワイヤーのないタイプの小さめのマスク使用時や、こするメイク落とし、顔のマッサージやパッティング、頬ずえをつく等の行為で出現します。

 

保険診療でのビタミンCやトラネキサム酸(トランサミン(R))の内服、レーザーのM1施術なども併用すると効果的です。

 

ハイドロキノン4%で肌が発赤する場合は、まずは発赤が消失してから、手持ちの乳液でハイドロキノンを薄めてご使用ください。それでも敏感肌でハイドロキノンを負担と感じる方もお見えです。その際は無理して使用を続けますと発赤が炎症性色素沈着の茶色いシミになっていきますので、ビタミンC関係の外用に変更ください。

 

(ハイドロキノンについては、このコラム上部に記載しています。)

当院でできる炎症性色素沈着の治療

 

 

ケミカルピーリングでシミが取れるって本当??

 

本当です。

 

ケミカルピーリングは、酸によって皮膚の角質をごく薄く溶かし毛穴のつまりを解消するニキビを解消する治療として人気があります

実は、ケミカルピーリングで得られる皮膚のターンオーバーの活性化により、ピーリングを繰り返し行うことで、シミが徐々に薄くなる効果が期待できます。レーザー治療やIPL治療に比べて効果の出方は穏やかです。

 

若い年齢の肌にシミができないのは、表皮のターンオーバーが優れていて、メラニン色素が皮膚に生じても外に排出されてしまい、最後に皮膚に残らないからです。ケミカルピーリングは皮膚のターンオーバーをアップさせます。すると若い頃のように、シミのメラニン色素を外に排出できるようになり、シミは取れてきます。また、ケミカルピーリングを受けた後の嬉しい特徴は、肌がとってもツルツルになることです。もちもちツルツルの指に吸い付くようなタマゴ肌は、ねかなか経験できない嬉しい触感です。

 

当院では「サリチル酸マクログリコール」の施術を行っています。

サリチル酸はグリコール酸よりも強力に角質を溶かす作用と皮脂に馴染む性質があるため、よりしっかりとした治療効果を得ることができますす。他のグリコール酸と比較して痛みや炎症が生じにくく、角質層のみを穏やかに溶解させる事が出来るためグリコール酸よりも効果と安全性が高いとい特徴があります。

 

ケミカルピーリングは、既にできてしまったシミへの治療効果はもちろん、シミ予防効果も期待できる治療ですが、肌の奥にあるメラニン色素を取り除くには時間がかかってしまいます。ケミカルピーリングのみでシミ治療を行う場合、4カ月~半年で5回~10回ほどの治療が必要です。

 

肌への負担が少なく、施術直後の腫れなど、ダウンタイムはほとんどありません。思い立った時に、気軽に受けていただける治療です。最短で2週間は空けて、肌のひりひり感がなくなってから次の施術をお受けください。

 

1回 5500円(税込) 予約制となっています。

 

3年後に出てくるシミを、早めにケアしたい

(今はいいけど将来が不安、そんなあなたに)

今はいいけど、今後の為に早めにお手入れとケアをしたいと思っているあなたに!

「レーザー治療」と、「保存的治療」の2種類があげられます。

 

レーザーはズバリ全顔照射の「M2照射」「ジェントル・フェイシャル」でしょう。

シミが解決した後も、レーザー光を定期的(3-6カ月に1回程度)に照射していくことで肌のターンオーバーを上げて、シミをできにくくします。ついでにまだ目立ってきていない淡いメラニン色素にもレーザーが反応して、今後目立ってくるだろうシミのもとも除去します。

 

保存的治療については、皮膚のターンオーバーを上げるビタミンAをメインにした治療がお勧めです。当院では医療機関専用の、ガウディスキンのラインナップを取り扱っています。

 

「ネットでビタミンAの化粧品を買ってるんです」と皮膚の発赤で困っているという相談をうけることがあります。ビタミンAにはいくつもの種類があり、それぞれの強弱や効能、使用方法が分かっていないと皮膚の発赤や黄色化などのトラブルのもとになります。

 

当院では、それらを安全に使用できるように医師による肌のフォローを行いながら、ガウディスキンのセラピューティック治療やメインテナンス治療をおこなっていただけます。ご希望の内容と肌の状態を確認して、最適な治療をご提案させていただきます。お気軽にご相談ください。

 

 

ガウディスキンのセラピューティック治療について

 

ガウディスキンのセラピューティック治療は、短期集中型肌質改善プログラムのことです。

高濃度トレチノインとハイドロキノンで、皮膚のターンオーバーをアップしながらシミの色を薄くする治療です。高濃度トレチノインによってターンオーバーを促進させ、肌の調子を整えていくことが特徴です。

 

ハイドロキノンとトレチノインをメインに使用することから、セラピューティックは「トレチノイン・ハイドロキノン療法」とも言われています。

 

セラピューティックの施術期間は1218週間です。

 

①反応期(開始後、4~6週間)

この時期の肌は、古い角質が剥がれ落ち、

赤み・かゆみ・ひりつき、乾燥・皮膚の角質の剥離

など、目に見える「副反応」が起きます。

口の周り、目の周り、耳の周囲など皮膚の薄い部分は特に症状が強く出やすいです。

これは、ビタミンAが皮膚に溜まる際に生じる「ビタミンA反応」で。肌がビタミンAを蓄積して慣れてくると改善する症状です。発赤時はトレチノインの使用品を度を少なくしたり、薄めて使用することで対応します。

 

②耐久期(反応期後の4~6週間)

反応期に見られた症状が和らぎ、徐々に落ち着いていきます。

人によってはお肌にハリを感じたり、ニキビ痕が目立たなくなったりするなどの変化を感じる時期でもあります。

 

③完成期(セラピューティックの最後の4~6週間)

肌が新しく生まれ変わる時期とされる「完成期」です。① から②にかけて見られたお肌の赤みなどはほとんどなく、一皮むけたようなつややかを感じられます。

 

この語、肌のきれいな張りのある状態を維持したい方は、メンテナンス治療へすすみます。

 

 

ガウディスキンのメンテナンス治療について

ガウディスキンのメンテナンス療法治療は、

トレチノインほど強くない、肌を守るパルミン酸レチノール配合のエクラリバイブや、パルミン酸レチノールとピュアレチノールの二つのビタミンAをバランスよく配合した「デュアルレチノ」商品がポイントです。

 

肌質改善効果を期待できる高濃度ダブルレチノール(ピュアレチノール、パルミチン酸レチノール)のクリームは、ビタミンA反応が少なくなるような処方で、浸透システムや質感なども日本人の肌に合うように作られています。

 

 高濃度でありながら、ビタミン A 反応(赤み、かさつき、痒みなど)が出にくく、長期にも使用しやすくなっています。肌質、肌機能の向上や乾燥肌の緩和をサポートし、肌のコンディションの良さを体感いただけます。

 

ビタミンAに対して、通常の耐性の方は「デュアルレチノライト」からご使用ください。

赤み等で乳液で薄めたり、使用頻度を落とす必要のあった方は「デュアルレチノエクストラライト」をお選びください。

逆に、肌トラブルなくビタミンAをもっと強めたい方は「デュアルレチノプラス」をご利用ください。

以上が、肌もきれいに、毛穴も閉まって、しわタルミも改善、今後のシミも予防できる魔法のビタミンAを使う化粧品についてのご紹介でした。

 

30代、これからのシミが嫌だなと思うあなたに最適です!

また、車内のUVカットはしっかりしましょう。

シミ取りをしていて、多くの方(運転席に座る方は)は圧倒的に右の頬のほうがシミの量が多いです。(助手席の方は左側)車の窓越しに日光が照射するためと思われます。

 

ぜひ、日焼け止めを使う、UVカットガラス(60-90%)、またはガラスにUVカットフィルムを張る、UVカットマスク・もしくは布マスク(UVカット効率がいい)をする等のひと手間とおかけください。手の甲のシミには、手袋等での日光遮断が有効です!

 

塗る日焼け止めに加えて、飲む日焼け止めもいいです!

私自身は、屋外での活動時には飲み日焼け止めは欠かさず使用しています。

自分なりに効果を感じますし、なによりも安心して屋外の活動に身を投じることが出来ます。スペインの会社のみつけた有効成分「ファーンブロック」入りの飲む日焼け止めを取り扱っています。興味あるかたはスタッフまでお声がけください。

 

もし外出した日に肌が赤く発赤していたら、その日の炎症はその日の落ち着けるために、トラネキサム酸を内服する、または肌に塗布するといいです。赤みがほおっておくとメラニン蓄積が起こり、シミになります。

 

当院のトラネキサム酸の外用品は

・ガウディスキン TAローション(180ml 6600円/30ml 1600円)

・高濃度5%トラネキサム酸ローション(50ml 5500円)

・高濃度5%トラネキサム酸クリーム(30g 7000円)

などご用意があります。

広範囲の日焼けにはローション系、局所の発赤にはクリーム系がお勧めです。

 

ご予算に余裕があれば、ビタミンC関係もあると最強です。

・高濃度ビタミンCローション(50ml 5500円)

・高濃度ビタミンCスティック(5500円)

 

以上、ご参考いただければ幸いです。

 

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