医療機器の「エクシリス」は、高周波（RF:ラジオ波）と超音波を同時に照射して、皮膚のタイトニングや脂肪細胞の燃焼で部分痩せをおこす治療です。

　この治療では、皮膚に高周波（RF:ラジオ波）を与えることで、皮膚の表層から真皮層（皮下2.5cm）までが熱を蓄え、組織内の繊維細胞を活性化させます。その結果コラーゲンやエラスチン繊維が増加して、皮膚と真皮のタイトニング効果が得られます。コラーゲン産生は施術後６ヵ月にわたって続きます。

　そこに超音波を与えることで皮下の脂肪細胞を融解して脂肪組織を消失させるため、部分痩身の効果が得られます。脂肪細胞の消失はその後ずっと変わりません。この脂肪消失の現象を「キャビテーション」効果といいます。

高周波による「皮膚のタイトニング」と超音波のキャビテーションによる「余分な脂肪の消失」が同時に得られるのはエクシリスならではの特徴です。

超音波の起こす「キャビテーション」とは・・・

　超音波の照射にて脂肪細胞が融解する原理を「キャビテーション」といいます。「キャビテーション」とは、超音波を液体に照射した時に、液体の流れの中で圧力差により短時間に高気圧で高温の泡が発生して消滅する物理現象をいいます。 「キャビテーション」が発生した際に、泡の破裂する時の衝撃によって脂肪細胞を破壊するのが、 超音波を使用した脂肪細胞の融解のメカニズムです。脂肪組織内の毛細血管や線維組織は傷つかない為に安全です。

「皮膚コラーゲンを増加」させて、「脂肪」を減らそう・・・

　エクシリスでは、高周波の加熱により古いコラーゲン組織をほぐし、新しいコラーゲン密度を増加させます。さらに超音波の加熱により、脂肪組織を分解し減少させます。

　リフトアップなどのフェイスケアは勿論のこと、ダイエット後等の皮膚のしわしわ、たるみを引き締める効果も高く、一度の治療で「痩身」と「皮膚タイトニング」を同時に行うことが何よりの特徴です。脂肪がつきやすい頬や顎などに施術することで、すっきりとしたフェイスラインが期待できます。二の腕や腹部、臀部などさまざまな気になる部位への照射が可能です。頻度は1～2週間毎に１回を、およそ4回（3～6回程度）で効果が発揮されます。脂肪細胞の分布は人によって異なるため、効果に個人差はみられますが、20分～30分という短い施術時間の施術が4回で、腹囲などは数cmのサイズダウンが期待できます。

施術時の体感と、HIFUとの違い・・・

　施術時に痛みがなく、43度程度の熱感を感じます。温かくて気持ちよく感じることが多いようです。HIFUでの治療と違って、筋膜を無理に縮小させないために施術時の痛みがなく、皮膚や組織への負担が少ないのが特徴です。HIFUで問題となる照射個所の間違いによる「神経損傷」の合併症も、この機器では決して起こりません。HIFUよりも格段に「やけど・水ぶくれ」が起こる可能性が少ないです。痛みがなく、重篤な合併症が起こりにくく、治療効果が確実なところがこのエクシリスの特徴です。

医療機器「エクシリス」について・・・

　アメリカ生まれのボディ・フェイシャルケア機器で、2012年に「ザ・エステティック・ショー2012」にて、医師と患者が選ぶ「ベストスキンタイトニング製品賞」を受賞しています。

　エクシリスは、世界初の超音波とフォーカス高周波の同時同軸での照射するシステムと、最新のセーフティ機構（皮膚温をモニター／対極板のセンサー／独自のEFC（Energy Flow Control）システム）を搭載しています。皮膚温度に合わせた20段階のクーリング設定を行うテクノロジーを用いて安心・安全に全身の皮膚タイトニングと痩身治療を行います。

ヨーロッパ安全基準CEとアメリカの安全基準のFDAの認可を受けた、安全で治療効果の保証された医療機器です。

エステサロン/家庭用の「高周波の機器」との違い・・・

　エステサロンや家庭用の高周波（RF：ラジオ波）では効果は望めません。エステサロンでは人体の細胞を傷つけるレベルでの出力で行う事は「医師法」で禁じられているため、医療機関の機器よりも低いレベルで照射しているため、効果が得られないのです。エステサロンでの脱毛治療やIPL治療なども同じ理由です。特に家庭用の高周波の機器では、合併症のリスクもありますから、限りなく低い出力に抑えられており、効果が乏しいです。