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まりこ泌尿器・漢方内科

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自己免疫力を整える方法

 

今回のコロナウイルス感染の流行をきっかけに、『自己免疫力を整えること』に注目が集まっています。

 

コロナ不安の3月4月5月、コロナにたいする不安や社会的なの閉塞感からの自己免疫力の低下や、ご家族のサポートのために動くことが増えて肉体が疲労が増したため、膀胱炎になられる方が多く受診されました。その中で、どうしたら必要な自己免疫力を発揮することに貢献できるか、自分なりに考えてきたことをお伝えしたいです。

 

 

まず心身ともに軽くあること、は適切な免疫を高める上で最も大切なことだと思います。

同じような状況にあっても、不安の思考サイクルにはまってしまう方と、過剰に不安を抱え込まない方がいます。

ズバリ、不安を抱え込まない方のほうが、圧倒的に膀胱炎にはなりにくいです。

 

女性は体の構造上、常に膀胱炎になりやすい因子を持っています。そういう意味ではいつ膀胱炎を発症してもいいはずです。

でも今このタイミングで発症するのは何故かと考えた時、明らかに、ご自身の中で肉体的に疲れたとき、精神的に重荷を抱え込んで参っているときだったことに気が付きます。「いつもより体調が悪い」=「免疫力が低下したとき」に、いつもなら感染を防御してくれる自己免疫力が不足して、防御しきれなくなるからですたぶんこのことは、それ以外の風邪やコロナといった感染症に関しても、同じでないかと考えています。

 

心を軽く、それだけでも不必要な精神疲労のダメージだけでも受けにくくなります。「先のことは分からないけど、なるようになる」「大丈夫」そういう気持ちで、どんと構える。先の天に任せ、大きな流れに乗っていく覚悟も必要になります。

 

忘れてならないのは、今自分で出来る予防策はしっかり行う。身近なことで出来ることをしっかりやっている方の方が、心から「大丈夫」と自分に言い聞かせやすくなります。その点から、ご自身でいいと思った事は、積極的に出来る範囲で取り組んでみることがお勧めです。

「人事を尽くして天命を待つ」ような、このバランスを大切にしたいです。

 

 

 

中国では、コロナの治療に国家レベルで漢方薬の「清肺排毒湯」を使いました。麻杏甘石湯、五苓散、小柴胡湯、射干麻黄湯、茯苓飲に藿香が配合されたような内容です。また、感染の初期症状に関しては、それぞれの体質にあった処方薬で体質を整えることで重症化を防ごうと治療されていました。もともと水のたまりやすい方はそれを整える、栄養がたりない方はそれを補うことで漢方薬治療をして、その症状の段階で使っていく漢方も変えていたと聞きます。このことで、私は自分の体質を整えることの大切さを改めて実感しました。

 

そして漢方薬は治療だけでなく、予防にも大変役に立ちます。

漢方薬で予防という観点からは、一般的に補剤といわれる「エネルギーの補充や栄養の補充」を行うタイプのものが、感染の予防に役立ちます。補剤の代表には、補中益気湯、十全大補湯、人参養栄湯など、があります。

元気のエネルギー「気」をおぎなったり、「気」とともに栄養の「血」も補う代表処方になります。どのタイプもそれぞれ効果がありますし、自分の体質にあったものを選ぶとより効果は高まります。ご自身に合う漢方薬を選んで、内服して免疫を高めていきましょう。一度自分の体質を知れば、これから先ずっと体調不良で困った時に役立てられる、という長期的なメリットもあります。

漢方薬はコロナ対策になりますし、膀胱炎の予防や、他の風邪やインフルエンザをひきにくくなると言った効果があります。また、体調が良くなる、すぐ疲れにくくなるといった相乗効果があり、それだけでも生活の質の向上に役立つと思います。

 

ついでに体内を整えるという点からは、腸内細菌が整うことも大切です。実は、免疫細胞の70%は腸管に存在していることが分っています。

方法としては、発酵食品の摂取(ヨーグルト、味噌、納豆、キムチetc)が一般的です。食事で不十分な方、お手軽に摂取したい方にはビオフェルミン、ビオスリー、ミヤBMなど様々な腸内細菌の製剤もあります。腸内細菌の製剤一つとっても、一人一人の自前の細菌叢(もっている腸内細菌の一群)次第で合うものが違ってきます。食生活やサプリなど選択枝は沢山ありますので、自分の生活に合うものを探して試してみてください。また、腸内細菌のえさになる海藻や食物繊維、オリゴ糖なども一緒に食べるといいです。

腸内細菌が整うと便の臭いがきつくなくなり、硬さがいい感じのバナナ便になることでわかります。毎日便の状態を見ながら自分に合った腸内細菌の整え方を見つけてください。

 

当院で行っているプラセンタ・ビタミン注射も、体調を整えて風邪を予防すことと、そして体調不良を回復することに訳に立ちます。

ビタミンCは、人間やサルは、ブドウ糖からビタミンCを合成する酵素が進化の途中で消えてしまったために、自分でビタミンCが合成できません。自然界の多くの動物は自らの体内でビタミンCを合成しています。興味深いことに、病気になったヤギは、今までの6倍ものビタミンCを体内で合成をして体調の回復をはります。このことから、体調悪化時の回復の際のビタミンCの大切さがわかります。

またビタミンBやCの毎日の摂取で、風邪や体調不良を予防できているという体験談もしばしば耳にします。ビタミン点滴は大量のビタミンがしっかり体内に入る点がおすすめです。毎日しっかり摂取する面からはサプリメント内服もお勧めです。

最近改めてこれらのホームページの内容を更新しながら、つくづくプラセンタとビタミンの効果はいいなぁと実感しました。これらの効果に関しては、それぞれのページに書いています。文末にリンクを貼りますでの、よかったらご覧ください。

 

私自身は、このところはプラセンタとビタミンを定期的に補うことを継続して、自分の免疫を整えるように努めてきました。そして「大丈夫」「なんとかなるでしょう」と自分に刷り込むようにおまじないの言葉を言い聞かせてきました。また、なるべく自分の中に巻き起こる不安に巻き込まれず、心を軽く保つように心がけてきました。正直、自分の中でぶれることや迷うことは多々ありすが、迷いつつもその都度、深刻な方向に行きすぎないように前向きな気持ちにfocusしようと心がけています。

 

不安なときは、不安な出来事が起こる。安心しているときは、安心な出来事が起こる。

自分の内面の状態を整えることで、自分の外に起こってくる出来事も整えることができると感じています。

 

こういった気づきを共有出来たらと思い、ここに記載します。

 

追記、

もし今年冬までこの状態が継続するようであれば、インフルエンザなどのワクチンで、合併感染を予防することも大切になると思います。

何故かというと、一つの感染症にかかって体が弱るとそのことで免疫力が低下して、別の感染症にもかかりやすくなるからです。同時に感染したり、連続して感染することなど考えられます。つまりコロナとインフルエンザのダブル感染がもっとも避けたい現象となるわけです。

例年インフルエンザワクチンを打たれない方も、今年はインフルエンザワクチンは早めにワクチンを接種することがお勧めとなります。

 

読んでいただき、どうもありがとうございました。

皆様、お体をお大事に、よい日々をお過ごしください。

 

2020年6月6日記載

 

尿の悩みをなんでもご相談ください。 東洋医学でさまざまな体調不良に対応します。

まりこ泌尿器・漢方内科は愛知県江南市の泌尿器科、漢方内科です。泌尿器科、女性泌尿器科、小児泌尿器科を専門と、排尿ケア、認知症の排尿トラブルも得意としています。また、漢方内科として、更年期障害(男性更年期を含む)、肌トラブル、頭痛、腹痛、胃炎、生活習慣病、エイジング・ケアなどのさまざまなお悩みにお答えします。丹羽郡扶桑町、大口町、一宮市、犬山市、岩倉市、各務ヶ原市からも通いやすい医院です。

自費診療にて、美容皮フ科を併設しています。シミ取り、イボ取り、ほくろ取り、美肌・美白治療の他、男性のED・AGA治療と女性の薄毛治療にも力を入れています。医療機関ならではの高性能のレーザー脱毛の機器も完備しています。